大学院生の1日

実際に本教室で働く大学院生の1日をご紹介します。

大学院生へのQ&A

井上先生(平成27年卒)

Q1. 何故大学院に入学しようと思いましたか?

膠原病やアレルギーの患者さんの臨床に携わる中で、病気の理解や個々の患者さんにより適した治療法の重要性を実感し、大学院生としての研究を通じて理解を深め、新たな知見を得られればと思い、入学しました。特に、アレルギーのメカニズムや最適化医療の探索に興味を持っています。

Q2. 大学院に入学してどのような感想をお持ちですか?

大学院に入学して、基礎研究と臨床研究のに携わり充実した日々を送っています。研究の過程で新たな視点を得られることが多く、膠原病に対する理解が深まっていくのを感じ、自分の成長を実感しています。

Q3. どのような研究をしていますか?

基礎研究としては周囲の環境が食物アレルギーの感作に与える影響を研究し、臨床研究としては多施設でのANCA関連血管炎の臨床データを用いて、個別の患者さんに対する適切な治療の選択方法を研究しています。

Q4. 休日は何をしていますか?

実験のために大学にいることもありますが、病棟業務をしていた頃よりも時間的な余裕が多いので、詰め将棋を自作したりして自宅でのんびりしています。

Q5. 研究の面白さってなんでしょう?

時間がかかることは多く必ずしも期待していた結果がでるものでもないですが、試行錯誤の中で新しい知見が得られた時の達成感は他では得難いものだと感じます。

 

柳田先生(平成27年卒)

Q1. 何故大学院に入学しようと思いましたか?

臨床現場で感じる小さな疑問や課題を、より深く掘り下げて探求し、よりよい診療につなげたいと考えたからです。研究を通じて、少しでも患者さんに還元できる知識やスキルを身につけたいと思っています。

Q2. 大学院に入学してどのような感想をお持ちですか?

大学院に入学してからは、研究という新しい世界に触れることができ、とても刺激的です。最初はわからないことが多く戸惑うこともありましたが、教室スタッフの先生方や先輩方のサポートのおかげで少しずつ前に進んでいる実感があります。今は基礎からしっかり学んでいきたいと思っています。

Q3. どのような研究をしていますか?

私の研究は、ANCA関連血管炎における自然免疫系、特に好中球の役割に焦点を当てています。好中球がどのように病態に関与しているのかを解明し、治療の個別化や新しい治療法の開発に貢献することを目指しています。また、多施設レジストリを活用し、治療反応性や重症再燃などの予測因子の探索にも取り組んでいます。これにより、より効果的な治療法や再燃予防のためのアプローチが提供できればと考えています。

Q4. 休日は何をしていますか?

休日は、京都に戻ってきたことで新たに感じる魅力を楽しんでいます。私は元々京都出身なのですが他県での生活が長かったため、京都の街並みや自然を新鮮に感じることができ、リフレッシュの時間になっています。歴史ある場所を散策することも多く、研究から少し離れて過ごすひとときを大切にしています。

Q5. 研究の面白さってなんでしょう?

研究の面白さは、自分の仮説や疑問に対して、データや実験を通じて少しずつ答えを見つけていく過程にあると思います。研究は時間がかかることもありますが、その分、将来的に臨床にも役立つ新しい知見につながる可能性があると思うと、非常に意義深いと感じます。

大学院生の1日

9:00

出勤

研究室で朝のコーヒーを飲んで一息ついた後、前日から予定していた実験の準備を行います。

出勤
9:30

実験開始!

組織標本に試薬を反応させます。 

実験開始!
10:30

研究論文を調べる

実験には待ち時間が多いため、
その間に休憩をしたり、論文を読んだりしています。

研究論文を調べる
11:30

実験の続き

組織標本に次の試薬を反応させます。

12:00

お昼ご飯へ

刺激実験の待ち時間の間に昼食を食べにカフェへ。

お昼ご飯へ
13:00

院生の先輩に研究相談

実験の合間に研究相談をしたり、雑談ができます。

14:00

研究室のメンテナンス(掃除など)

実験をしながら研究室の片付けも並行して行います。

15:00

実験終了

組織標本を顕微鏡で確認し、実験結果をノートにまとめて、指導医に確認してもらいます

実験終了
16:00

翌日の実験計画をたてる

17:30

帰宅

帰宅
本教室について
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膠原病・リウマチアレルギー科学教室で働く教授や講師、医局員たちをご紹介します。

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専攻医のプログラムや生活の様子、キャリアプランなどをご紹介します。

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